家賃は支払いっぱなしで残らないけど気楽でいい。
家を買うと資産になるけど、借金するし、税金や経費もかかるし、金利や建物のリスクもある。賃貸、購入どっちがいいのだろうか。私と同じできっと多くの人が考えたことがあるはず。

家は賃貸と購入のどちらがいいのでしょうか

【大石】うん、みんな一度は考えると思うよね。生涯を通じたトータルコストでみれば、どちらがお得なのか。私なりの答えは人によって違うというのが正直なところね。個々の資質も環境も、どんな人生を送りたいのかにもよって適した不動産は違ってくる。だから「こうした人生を送りたいのだけど、私の場合どちらが効果的でしょうか?」という質問だったら答えられるけど、そもそも賃貸と購入は全く性質が違うからね。

【近藤】マイホームの購入も投資にあたるってやつですね。

【大石】そうそう。人によっては”資産にならなくても、家の固定費を抑えたい”って人もいるでしょ?目的によって、より効果的な購入の仕方がある。そして将来住むべき家があるか、年金で家賃も払っていけるのか、体力によっても描くシナリオが変わってくる。

【近藤】テレビで観ました。最近、高齢者難民が増えてるって。高齢者が家を借りようと不動産屋に行っても断られたり、老朽化したアパートの建て直しで立ち退きにあって住処を失ったりして見るに忍びなかったです。

【大石】いろいろな背景や事情がある中で、良かれと思ってずっと賃貸できた人が買いたいと思ったときに買えなかったり、良かれと思って購入したのに、その後の事情で家を失ったりするから、簡単にはどちらがいいかとは言えないよね。

収入と資産と家族環境と目的による

【近藤】マイホームもほしいし、子どものやりたいことをやらせてあげたいけど、貯金や家計にゆとりがあるわけでもないし、こういう場合はどうしたらいいでしょうか。

【大石】なっちゃんは子どもが独立した後はどうしたいの?今は頭金なしでも家は買えるけど、家計がギリギリな状態で、子どものやりたいことができなくなるなら、今は子育てに専念しながら、自分たちの収入を上げていくことに注力するのもいいと思うよ。

【近藤】この間も言ってましたよね。40代、50代になって買うのも全然遅くはないって。マイホームにしても不動産購入は「投資」の一つだから、計画は早めにしっかりって。

違いはシナリオと購入計画で差がつく

例)
・年収700万 
・夫婦と子供1人の3人暮らし
・どちらも10年住んだとする

A.賃貸の2LDKで家賃15万円
B. 3LDK 5,500万円の中古マンションを購入
  返済額と固定費(管理費・修繕)15.5万円
  ※5000万円借入、35年、金利0.6%と仮定
  ※更新料やその他は考慮しない

賃貸のAは、支払った家賃、15万円で10年(120カ月)で1,800万円。
購入したBは10年間で1,860万円を支払った。

そして、Aは手狭になり3LDKの家賃20万円のマンションに引越し。
Bは4,500万円で売却、残債を一括返済し、手元に約700万円残った。

【大石】ざっくりな一つの例えだけど、例えばBはしばらく賃貸に引越して、マンションを5年ほど貸すことで、あと500万円ほど手元資金がプラスにすることもできたり、選択肢はいくつかあるわね。

【近藤】ゆとりがでますね。こう見ると、断然購入したほうがお得に見えますけど、決してお得とは限らないということですか?

【大石】シミュレーションって今の事情を元に前提条件にするじゃない?だけど、そんな単純じゃない。いろいろ起こるし、人それぞれに違うからね。将来の想定事項を把握した上で、具体的に「こんなパターンがとれますよ」と比較シミュレーションするならいいけど、ハッキリしない段階では「卵が先か、鶏が先か」みたいな話でしかないかと思うの。

【近藤】なるほどですね。みんなそれぞれに違いますしね!私もどうしたいか、今一度考えてみます。

不動産の効果的な原則とは

「損得」というより「効果的」という言葉が妥当と言っています。いい家を持っても、その人の使い方次第とも言っています。そして、より効果が大きくするには、不動産会社の担当者の能力でも変わると言っています。全ての歯車が合えば、より相乗効果が高くなるのだと。そうなるようにもっていくのが私たちの仕事なんじゃない?と話していたのが印象的でした。